SGグランプリ(GP)/グランプリシリーズとは
SGグランプリは賞金王決定戦とも呼ばれ、その年の頂点を決めるボートレースの中でも最大のレースだ。
優勝賞金もSGレースの中でも飛び抜けて高い1億1千万円と破格の、まさに賞金王を決定するレースとなっている。
このSGグランプリだが、他のレースとはルールが少し異なっており、グランプリを100%楽しむためにはこのルールを知っておくことが大切になってくるのは言うまでもない。
ここではそのルールについて解説していきたいと思う。
なお、グランプリシリーズも同開催で行われ、惜しくもグランプリに出場できなかった上位選手が出場するレースとなる。
グランプリ出場条件
グランプリ(GP)出場条件は、その年の1月1日〜11月初めに行われるSGチャレンジカップ終了時点での獲得賞金の上位18名。
また、19位〜60位の選手はグランプリシリーズに出場することができる。
競艇選手全体では約1600名、その中で上位18名しかグランプリへ出場することができない狭き門で、熾烈な争いを抜けてきた上位選手だけが出場を許される。
グランプリのルール
グランプリは勝ち上がりのルールが他のレースとは異なっており、トライアル1st、トライアル2ndと進んでいき、最終日に7位〜12位を決める準優勝戦と1位〜6位を決める優勝戦の全10レース5日間の短期決戦で行われる。
使用するモーターも抽選ではなく、2連対立の高い上位モーターを獲得賞金の上位選手順に使用していく方法となっている。
勝ち上がりルール
グランプリは、まず獲得賞金上位7位〜18位の選手が出場できるトライアル1stから始まる。
このトライアル1stで勝ち残った6名の選手がトライアル2ndへ進出し、賞金上位1位〜6位の選手と合わせて12名で優勝戦進出をかけて戦う。
ここで最終的に勝ち残った6名の選手が優勝戦へ進出、優勝戦をかけて戦うことになる。
トライアル1st
トライアル1stは、獲得賞金上位7位〜18位の選手が出場する。
まず、1日目は2レースが行われ、枠番も賞金ランキング順に内の枠に割り当てられる。
2日目は1日目の結果から組み分けされ、その中で枠順抽選を行い、レースが行われる。
この2日間のトライアル1stの4レースの結果で、得点率の高い6名がトライアル2ndへ進出することができる。
トライアル2nd
トライアル2ndでは、獲得賞金1位〜6位の選手が加わり、トライアル1stで勝ち上がってきた6名と合わせて12名が優勝戦進出をかけてレースを行う。
トライアル2nd初日の3日目は賞金ランキング1位〜6位の選手がランキング順に1〜3号艇に割り当てられ、トライアル1st勝ち上がりの選手は4〜6号艇としてレースを行う。
トライアル2ndの2日目は初日の結果から組み分けされ、その中で枠順抽選を行いレースが行われる。
この2日間のトライアル2ndの4レースの結果で、得点率の高い6名が優勝戦へ進出することができる。
また、優勝戦に出られなかった6名の選手は順位決定戦へ進むことになる。
優勝戦、順位決定戦
最終日の10Rで順位決定戦が行われ、11Rでグランプリシリーズの優勝戦、そして12Rでグランプリの優勝戦が行われ優勝者が決定する。
優勝賞金も1億1千万円とSGの中でも破格となっており、誰もが手にしたい称号に向けて優勝戦まで最高峰のレベルの戦いが見れること間違いなしだ。
グランプリシリーズ
グランプリシリーズは、グランプリと同開催で行われ、賞金ランキング19位〜60位の選手とトライアル1st7位〜12位の選手が出場できるレースだ。
ルールは通常とほぼ同じで、途中からトライアル1st7位〜12位の選手が合流してくるところが違うくらいで予選、準優勝戦、優勝戦といった感じだ。
まとめ
1年間を締めくくるボートレースの中でも最大のレース、グランプリレース。
2023年は住之江ボートレース場で12/19〜12/24に行われる。
ボートレース界最大の賞金と称号をかけて、トップ選手による見応えのある熱い戦いになること間違いなしなので、ルールをしっかり理解し、全日程楽しんで見てみてほしい。
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