ボートレースのスタートについて

スタート情報 ルール

ボートレースのスタート

ボートレースのスタートはフライングスタート方式といった独特な方式が取られている。

スタートはボートレースの中でも最も重要な項目で、1マークの展開を左右する最も大きい要因になるので、スタートの方法を理解することで展開の予想に繋げてほしい。

フライングスタート

フライングスタートとは、スタートラインを決められた時間内にスタートする方式のことである。

決められた時間内とは、レース場真ん中のスタートラインにある大時計の針が1番上の0秒を示した時から1秒以内のことで、これより早くスタートラインを切ってしまうとフライング、1秒を超えてしまうと出遅れとなり失格となってしまう。

スタート情報

スタートの情報は上の図のように表され、右の数字がスタートを切ったタイミングである。0秒に近いほど早いスタートで、この場合5号艇が0.11秒で1番早く、2号艇が0.36秒で1番遅くスタートラインを通過したということになる。

つまり、ヨーイドンで一斉にスタートというわけではなく、スタートのタイミングに合わせての待機行動からスタートの位置取り、アクセルレバーを入れるタイミング、また、その時の風などの状況判断によって良いスタートが切れるかが変わってくるため、得意な選手でも遅れることもあれば、苦手な選手でも早いスタートが切れることもある、いわゆる水物なのだ。

スタートタイミングの考え方

スタートタイミングによって、1マークの展開に大きな影響があり、外のコースからでも良いスタートを切れれば上位にくる可能性も高く、逆にインコースの選手でも遅れれば大敗の可能性もあるため早いスタートを切るに越したことはないが、フライングを切ってしまうとレース失格になるだけではなく、出場停止などのペナルティもあるため、むやみにギリギリの早いスタートを狙うわけではなく、狙える範囲で早くスタートを切っているというのが実際のところだろう。

とはいえ、選手ごとに得意不得意は存在するので、平均スタートタイミングを確認し、目安として予想に組み込んでほしい。

ちなみに、スタートが得意な選手で平均スタートタイミングが0.12秒から0.14秒くらい、0.18秒以上になってくると苦手な選手だと判断して、遅れる可能性も考慮して予想しても良いと思う。

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