決まり手解説

決まり手ってなに?

レース結果を見ていると、決まり手という項目が出てくる。

決まり手とはレースで1着になった艇がどういった勝ち方で勝ったのかを表している項目で、「逃げ」「差し」「捲り」「捲り差し」「抜き」「恵まれ」の6つがある。

競艇では1マークを回りきった時点でほぼ1着の艇は決まってしまうので、1マークがどういった展開だったのかを表しているといってもいい。

展開を予想する際にも使われるのでぜひ覚えておいていただきたい。

逃げ

逃げは1コースに入った艇が1マークを先に回ってそのまま1着になった時の決まり手だ。

1コースに入った艇のみが出来る決まり手で、競艇ではインコースが最も有利になるので、この決まり手が1番多く約50%を占める。

差し

先に1マークを回った艇より内側を回って抜き去った時の決まり手だ。

1コースの艇がターンマークを外したり、大きく膨らんで内側が空いた時に決まることが多く、そういったときに最内を走れる2コースの艇がこの決まり手で勝つことが多い。

1コースの艇がスピードを落として回るのか、全速で回るのか、によって差しが決まる確率も変わってくる。

基本的には「2コース」「4コース」「6コース」の選手がこの戦法を選択することが多い。

捲り

内側の艇よりも外をスピードを保ったまま一気に抜き去った時の決まり手だ。

早いスタートとスタートを切ってからの伸びで内側の艇を一気に捲っていく豪快な戦法なため、人気の高い決まり手である。

得意とする選手も多く、チルトを跳ねている選手はこの戦法を選択する可能性が高いため、注意が必要だ。

なお、2コースからの伸びでターンマークを回る前に捲ってしまう「直捲り」や内側の艇のコースを絞っていく「絞り捲り」など捲り方でいろいろな言葉がある。

捲り差し

捲り差しは、言葉の通り内側の艇を捲って差す戦法だ。

3コースの艇が2コースの艇の外を捲って1コースの艇と2コースの艇の間を差すような走り方で、3コースより外の艇ができる決まり手である。

内側の艇を捲りながらその前を走っている艇の内側を差していかなければならず、艇と艇の狭い隙間を狙って走らなければならないため高いテクニックが必要な難易度の高い決まり手だ。

抜き

1周1マーク以降に抜き返されたときにこの決まり手になる。

競艇では、先頭を走っている艇は波のない一番有利なところを走れるため抜き返されることはまずないが、1周1マークでもつれ2マークで抜き返されたような場合がこの決まり手になることが多い。

恵まれ

レースで前の艇に転覆や落水があり、その艇を抜いて1着になったようなときにこの決まり手になる。

運が良く1着を取れたようなときの決まり手で、一番見ることの少ない決まり手だろう。

決まり手まとめ

決まり手で一番多いのが「逃げ」で、全レースの約50%を占める。

展開予想ではまず「逃げる」か「逃げないか」の判断が重要になってくるのだが、選手によってインコースが得意な選手もいれば苦手な選手もいて、出走表や選手データにもインコース勝率や連対率も記載されているので参考にして見てほしい。

また、選手と入ったコースによって選択する戦法に偏りがあり、最近は新概念データと言って勝ち方や勝った時の戦法が見れるようになっていたり、データが見れるHPも多いので、決まり手を理解して予想の参考にしてほしい。

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