展示の見方

スリット写真 初心者

展示航走ってなに?

ボートレースでは、レース本番が始まる前に必ず展示航走がある。

では、この展示航走ってなに?

展示航走とは、本番レースに向けてボートやモーターの調子を見てもらう場で、本番を想定してピットアウトするところからスタートまでを行うスタート展示と、コースを2周する周回展示の2つがある。

展示航走終了後は、セッティングを変更することできず、同じセッティングのまま本番レースに望むことになるため、マシンの調子の良し悪しなど予想に欠かせない情報を得れる場となっており、展示で正確に調子を判断できれば、予想の強い味方になることは間違いなしだ。

 

スタート展示

スタート展示とは、本番を想定してのピットアウトからコース取り、待機行動、スタートまでを行う。ここで前付けなどスタート体形に変化があれば、本番もコース取りに動いてくる可能性が高くなるためスタート体形が変わる可能性が高くなるし、スタートタイミングが掴めているか、出足や伸びはどうか?などの判断をすることができる。

ピットアウト

まずはピットアウトだが、ここで見ておかなければならない部分が、極端に早い選手や遅れる選手がいないかということだ。

ピットで遅れるとコースを取られることが多く、遅れたら外のコースに回るか付け直してコースを取りに行かなければいけないためスタート位置が深くなったりと不利になることが多いので、遅れそうな選手や、逆にピットアウトが他の艇より良い選手がいる場合は注意が必要だ。

場によってピットから2マークまでの距離が違いがあったり、ルールにも違いがあるため、重要度も変わってくる。

※唐津などはピットからコースまでの距離が長く、ピットアウト次第でコースを取られる可能性が高く、逆に江戸川は短いためピットアウトでコースが取られることはほぼないらしい

前付け(ピットアウト〜待機行動)

ピットアウトしてから待機行動に移るまでにコース取り動くことを前付けと呼ぶ。

ボートレースではインコースの方が有利なため、内側のコースを取りに前付けに動いてくる選手がいる。

スタート展示で前付けしてきた選手は、ほぼ本番でも前付けしてくるためコースが変わることが多いため、前付け選手がいるかどうかを見ておく必要があるし、コースを想定した予想も必要になってくる。

前付け時の注意点としては、どこまで前付けするのか、誰が抵抗して誰が外に引くのか、そして、前付け時はスタート位置が深くなるためどのくらいの位置からスタートが切れるのかなど、考えなければならない要素が増えるため予想が難しくなる。

スタート

スタートはレースでも1番大事な項目なので展示でも重視して見てほしい。

まず見るところはスタートタイミング、展示で遅れてたとしても本番でも遅れるというわけではないが、スタートタイミングが測れているか、感が合っているかというところだろう。少しくらいのズレは修正できるだろうが、あまり大きく遅れていたり、早かったりした場合は注意が必要だ。

次にスタートしてからの伸び、スタートラインを過ぎてから伸びているか、逆に失速していないかといったところは重要な項目だ。スタートしてから1マークまでの間に伸びていけば一気に捲りに来る可能性があるし、左隣の選手が失速していれば捲っていく可能性も増えるので、極端な差があった場合は注意が必要だし、選手によって伸び仕様や出足仕様でセッティングも分かれるので、展開予想にも使えるので、展示の中での最重要項目だと思う。

スタート展示まとめ

スタート展示は直前情報を得れる特に重要な項目で、本番の進入コースやモーターの良し悪しなど、上手に見れるようになれば舟券予想の精度に大きく関わってくる部分だと思っているので、注意して見てほしい。

 

周回展示

周回展示はスタート展示に続いて行われるレースコースを2周する展示で、1枠の選手から順にコースを周回していく。

ここでは、ターンマークでの旋回や旋回後の加速、ストレートの伸びなどを見ることができる。

旋回ではターンマークを外さずに回れているか、ボートのばたつきやボートが流れていかないかなど、その後の直線では加速はどうか、伸びはどうかなどが注意してみるところではないかと思うが、大きな違いが見られない場合は初心者にとっては良し悪しの判断しずらい難しいところだと思う。

周回展示の結果は展示タイム、オリジナルタイムといった形で数字でも発表されるので、自分の目で見た周回展示とタイムを照らし合わせてみることで、予想への活用範囲も広がるのではないかと思う。

※展示タイム、オリジナルタイムについては、各場で計測している場所や範囲が違っているので、詳細はホームページで確認してほしい。

 

展示航走まとめ

展示航走はスタート展示と周回展示に別れており、スタート展示では前付けの有無やコース取り、スタートタイミング、スタート後の伸びなど、周回展示では、旋回や出足、伸びなどを実際に見ることができ、タイムでも確認することができる。

展示でどこを重視して見るか、展示からどのように考えて予想に反映するかは人によって様々だが、展示の情報の活かしかた次第で、舟券の結果も変わってくると思うので、経験から独自の見方や予想への活かしかたを工夫して予想して見てほしい。

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